皆さん、こんにちは。動画屋の木村です。
今回は、車の補修用品、DIYでできる車のアフターメンテナンスに役立つ製品を開発・販売する武蔵ホルト株式会社様と、企画制作・印刷・デリバリーまでトータルサポートする富士印刷株式会社様にお話を伺いました。お話して下さったのは武蔵ホルト株式会社 マーケティング部 部長の佐々木さんと富士印刷株式会社 営業部 部長の森川さんです。動画屋では武蔵ホルト様のXアカウントを制作・運用させて頂いております。
動画屋のSNS運用をなぜ導入しようと思ったのか、導入して起こった変化や良かったこと、そして今後のSNSアカウントの活用方法についてお伺いしました。
デジタルシフトの中でXは抑えるべきメディア。社内でXアカウントの運用が決まり動画屋へ依頼。
木村:武蔵ホルト様の事業内容と、佐々木さんの業務内容を教えて頂けますか?
佐々木さん:車の補修用品をはじめ、DIYでできる車のアフターメンテナンスに役立つ製品を開発・販売しています。私はマーケティング部で、製品の企画・開発や販売促進など全般を担当しています。
木村:富士印刷様の事業内容と、森川さんの業務内容を教えて頂けますか?
森川さん:8色印刷という高付加価値印刷、パッケージ製造(打抜き製函)、ビジネスフォーム印刷、アッセンブリ加工、在庫管理といった事業を行っています。またグループ会社として映像制作企業の富士コミュニケーション株式会社があります。私は営業部で、お客様の販売促進に繋がるご支援や業務改善のご提案など、印刷物の前後に関連することも含めてお客様の全般的な業務支援を行っています。
木村:武蔵ホルト様と富士印刷様のお取引関係について簡単に教えて頂けますか?
森川さん:武蔵ホルト様の印刷物全般を弊社で作らせて頂くのですが、印刷物が製品と関わることが多いこともあり、新製品の開発段階で一般消費者の観点からお話を一緒にすることもあります。その後の製品管理も弊社でやらせて頂いているという関係です。
木村:2016年の創業以来、佐々木さんと森川さんにはとてもお世話になっておりまして、これまでは動画制作が中心でした。2020年にXアカウントの運用をご相談頂きましたが、なぜ導入しようと思いましたか?

佐々木さん:情報収集の方法が紙媒体からデジタル化していく中で、消費者に情報を伝えるために、Xは押さえておくべきメディアでした。また様々なデジタルメディアへ拡散しやすい点もXを軸に活用しようと思った背景にあります。
しかし弊社にはXを運用するためのノウハウがなく、単に投稿をしても良し悪しの判断ができる指標もありませんでした。当時は武蔵ホルトとしてのXアカウントは存在はしていたものの、稼働はしていない状態という中で、社内で2020年に公式としてXの運用をきちんとやろうという話が上がりました。動画屋さんとは元々動画制作をお願いしていたので、Xアカウント運用の導入を相談しました。
以前の広告は雑誌媒体で展開。定量的な効果測定の課題という広告施策としての背景もあった。
木村:広告施策などはどういった媒体に展開されていましたか?
佐々木さん:以前は雑誌媒体へ広告を出稿することが多かったです。しかし紙媒体である雑誌は効果測定が発行部数となり、広告効果の詳細を定量的に判断することが難しいです。デジタル媒体はユニークユーザー数やページビュー数など数値としての効果測定が可能です。Xアカウントの導入検討はそういった広告施策としての背景もあります。
木村:現在はどのようなコンテンツを制作・配信していますか?
佐々木さん:商品紹介や補修方法を紹介する投稿を行っています。その他にもプレゼントキャンペーンや季節をテーマとした日常の投稿を行っています。
データ分析から日々の投稿が改善されている。Holtsブランドのファン化を促す新たなチャレンジをしたい。
木村:動画屋の企画、制作、分析などのご対応はいかがですか?
佐々木さん:データ分析からトライ&エラーを重ねて投稿の作成に対し日々工夫して取組んで頂いています。今後も色々な投稿で挑戦してみて、成功したものは続けていければと思っています。
木村:運用を続ける中で、ドラスティックに投稿を変えることも必要だと考えています。その上で重視すべきは武蔵ホルト様と消費者のコミュニケーションにおいて感情を起点としたKPI設定をする必要があると考えています。
森川さん:動画屋さんに期待することはやはりプロの知識を使った新しいチャレンジかなと思っています。これまで培ってきた知見や人気コンテンツは活用しつつも、それらに加えてプラスアルファの新しいチャレンジはしていけると良いですね。
佐々木さん:Xアカウントの運用を開始した当初は、企業公式アカウントということに気を使いすぎていたのかもしれません。企業公式として新商品紹介をする情報発信ツールとしての側面に加えて、今後はよりHoltsブランドのファン化を促すコンテンツも発信できると、新たなチャレンジにも繋がって良いと思います。
お客様や小売店さんへ情報発信が出来ている。Xアカウントの運用開始後から多くのお客様に喜ばれていると実感。
木村:Xアカウントの運用を導入して良かったと感じる点は何ですか?
佐々木さん:お客様をはじめ、小売店さんや代理店さんへの情報発信が出来ていると感じています。Xアカウントの運用を開始してからは多くのお客様に喜ばれていると感じます。特にプレゼントキャンペーンは毎月の人気企画となりました。その他にも社内へリアルタイムな情報発信が出来ていると感じています。
やはりリアルタイムに情報発信ができる点はXアカウントの強みです。雑誌などの情報発信ですと発行日を待たないといけないので、リアルタイムに情報発信できることは導入して良かったと感じています。

森川さん:あと営業ツールにXアカウントはなるので、その点も良いと思います。商品を説明する時に、作業風景の投稿を見せることで実際にどのように使えるとかイメージしやすくなります。
木村:動画屋へ今後期待することや改善してほしいことはありますか?
佐々木さん:やはり長くアカウント運用を続けると、次第に投稿にパターンが出てきます。同業種に限らず、他業種での成功事例も良いと思うので、幅広い視野でこれまでと違うフォロワー獲得に向けたご提案を頂けると良いです。
デジタル業界は日々進化しているので、新しい販促のご提案やチャレンジができると良いと思います。
森川さん:フォロワーを増やすことももちろん重要ですが、これまでの実績の中で良いところは取り入れた上で新たな目標を改めて再設定して、色々な手法を考えていけると良いと思います。企画のベクトルとしてこれまでと全く違うことを取り入れつつ、どんどん改善できると良いと思います。
今後はHoltsブランドを身近に感じられるアカウントを目指したい。三社だからできるPDCAの仕組みを作りたい。
木村:今後Xアカウントをどのように活用していきたいと考えていますか?
佐々木さん:お客様にとってHoltsブランドが身近に感じられるアカウントを目指していき、ファン化を促進させるものとしてXアカウントを活用していきたいと考えています。弊社ではHOLTS BASEというオウンドメディア展開しています。HOLTS BASEとXアカウントを連携させることで、Holtsブランドのファンを増やしていきたいと考えています。
木村:動画制作やXアカウント運用の座組は、武蔵ホルト様を中心に、パッケージなど消費者とのコミュニケーションを担われている富士印刷様、動画・SNSの企画制作を担当させて頂いている弊社の3社です。この座組から現時点で感じるシナジーはありますか?
佐々木さん:三社にそれぞれの目線があり、メーカー側だけでは気づかない点を気づかせてくれる点がシナジー効果と思っています。よりユーザー目線での意見も非常に参考になります。製品を開発し、販売され、情報発信し、お客様の手に渡る、最終的なお客様の意見がフィードバックされる一連の流れを、三社で共有しPDCAを回せる仕組みを作りたいと考えています。
その他にも、一つの製品を広告するときに、画像素材など色々と共有するものが沢山あります。その時に弊社からそれぞれに連絡するのではなく、三社が繋がっていることで色々なコミュニケーションのやり取りがスムーズになります。
森川さん:武蔵ホルトさんは製品の製造と販売が中心で、その他の関連するものは周囲が協力してできると良いかなと思います。画像一つをとっても、専門的な仕様などがあるので、そういったことを分かっている者同士で話をするほうが正しく進行することができます。
安心・安全な情報発信に動画屋のSNS運用はおすすめ。
木村:SNSの活用を検討する企業に対して、動画屋のSNS運用の導入をおすすめしますか?
佐々木さん:SNS運用は投稿内容によってはリスクを伴います。知見の無い状態で開始すると、非常時に対応が難しくなるので、投稿などのクリエイティブに加えて、そういった安心・安全に運用を続けられるという点においても、知見のある動画屋さんとの取り組みをおすすめします。
森川さん:企業さんのKPIに対してどのようにアプローチすれば良いかというコンサルティングの側面もあります。1から勉強するよりも、蓄積されたノウハウのある動画屋さんにお願いすることで、投稿のクオリティなども上げられますし、お任せすべきところかなと思います。
木村:Xアカウントの運用や、導入して良かった点、今後の方針など様々なお話をお聞かせ頂きました。本日は貴重なお話を頂き誠にありがとうございました!