皆さん、こんにちは。動画屋の木村です。
今回は、「クルマ〜売るなら〜ラビット♪」でお馴染みの株式会社ラビット・カーネットワーク様にお話を伺いました。お話して下さったのはマーケティング室の小野さんです。動画屋ではラビット・カーネットワーク様のYouTubeチャンネルを2019年から制作・運用させて頂いております。
YouTubeチャンネル運用をなぜ導入しようと思ったのか、導入して起こった変化や良かったこと、そして今後のYouTubeチャンネルの活用方法についてお伺いしました。
- 1. 2018年からYouTubeチャンネル運用の検討を開始。パートナー企業探しに苦労する中で動画屋と出会う。
- 2. 導入の決め手は「YouTubeのSEOという概念」への共感。
- 3. ラビットの出演者は動画撮影がほぼ初めて。親切丁寧なサポートで明るく楽しい雰囲気で撮影が進行。
- 4. お客様からは店頭でYouTubeを見たと反響が続いている。制作した動画の7割は成功し、3割は動画を育てていく。
- 5. 企業の悩みは「動画を作ってどうするか」。VSEOの観点からの制作で強い動画に育つことに満足。
- 6. 新たに立ち上げた「ラビカーストア」への連携やテレビCMの反響をYouTube動画へ取り入れたい。
- 7. 動画屋さんは「完成がスタート」という考え方。常に課題解決を一緒に取り組んでくれる良きパートナー。
2018年からYouTubeチャンネル運用の検討を開始。パートナー企業探しに苦労する中で動画屋と出会う。
木村:ラビット・カーネットワーク様の事業内容と、小野さんの業務内容を教えて頂けますか?
小野さん:弊社は車の買取販売を中心に、カーライフに関するトータルサービスをしています。私はYouTubeをはじめ、TVCMやラジオCMなどブランドマーケティング全般に関わる全般を担当しています。主に広告クリエイティブのチェックやアンケートなどの数値の分析を行っています。
木村:なぜYouTubeチャンネル運用を導入しようと思いましたか?課題などはありましたか?
小野さん:ラビット・カーネットワーク公式YouTubeチャンネルを今後どうしていくか、という話は以前から挙がっており、2018年下旬からYouTubeチャンネル運用の導入を検討していました。背景としてはYouTubeの需要が高まるなかで、今後の動画コンテンツの可能性と重要性を感じていました。
課題としては、自社で制作することは難しいため、一緒に動画を制作してくれるパートナー企業を探していました。2018年から2019年にかけて制作会社は多く存在しており、実際に話を聞く機会もありました。最初は安価な制作費を提示頂くのですが、内容を詰めていくと最終的には制作費は上がってしまったり、安く作ると視聴回数が取れないという説明を受けていました。
初めての取り組みなので、ご提示頂くサービスの内容について慎重に考えていました。あとは直接お話をしていての感覚や継続的にお願いできそうかといった点も重視していました。そういった流れの中で動画屋さんをご紹介頂きました。
導入の決め手は「YouTubeのSEOという概念」への共感。
木村:動画屋のYouTubeチャンネル運用を導入された理由や決め手はございますか?

小野さん:YouTubeのSEOという概念に共感しました。動画屋さんのYouTubeチャンネル運用は、動画を作るだけではなくて、動画を育てていくという考え方で行われています。
動画制作では「作品」として作られることが多々あります。作り手の格好良さなどの感覚が重視されることもあり、作品的に完成することがあるのですが、結局ユーザーへ何を伝えたいのか分からなくなってしまう側面もあります。
SEOという確立された概念がきちんとある点において、これまでのものづくりとの違った新しい取り組みであると感じています。
木村:どのような動画コンテンツを制作・配信していますか?
小野さん:車の買取販売を主軸とした企画を中心に動画コンテンツを展開しています。企画内容としては、クルマ査定のポイントを紹介する内容や高く売るためのコツ・買取金額を発表するといった動画を制作・配信しています。車を比較してご紹介するコンテンツや、おすすめランキング、新型車の内装や外装をご紹介するといったコンテンツも配信しています。その他にも各店舗のCM制作を動画屋さんへお願いしており、動画広告として配信しているコンテンツもあります。
ラビットの出演者は動画撮影がほぼ初めて。親切丁寧なサポートで明るく楽しい雰囲気で撮影が進行。
木村:制作過程の動画屋のご対応はいかがですか?
小野さん:ラビットのYouTubeチャンネルは店舗で撮影しており、ラビットからの出演者は一人に定めず、動画ごとに違う方が出演しています。さらに出演者のほとんどはYouTube動画の撮影が初めてという状況です。
動画屋さんには出演者の方がリラックスして撮影ができる雰囲気作りや、緊張感をほぐしながら進行頂くといった本当に親切丁寧で細やかなサポートに助けられています。共演者のキャスティングなども上手くいき、撮影現場が明るく楽しく出来ていることも良いです。
木村:YouTubeチャンネルを運用してどのような変化がありましたか?
小野さん:YouTubeという注目度が高く、ユーザー数も増えているメディアに対して、しっかりと情報を提供することによって、ブランドの信頼感に繋がっていると感じています。またラビットは各店舗から出演頂くというスタイルなので、店舗のPRにも繋がります。さらにラビット本部と店舗が一緒に一つのものづくりに取り組むため、ラビットブランド全体の統一感を出していくこともできています。
お客様からは店頭でYouTubeを見たと反響が続いている。制作した動画の7割は成功し、3割は動画を育てていく。
木村:社内やお客様の反応はいかがですか?また運用の成功事例や成果はありますか?
小野さん:YouTubeへの出演を希望する店舗が増えてきました。お客様からはお店で見たよといったお声を頂くなど反響が続いています。今後も新しい動画コンテンツを継続的に公開していくことでさらにブランド認知などは広がっていくのだと思っています。
成功事例という点では約7割の動画は成功しているので、これは大きな成功だと思っています。その他にも予期せぬところで視聴回数が大幅に伸びたといったこともあります。3割ほどはまだこれからという動画もありますが、これは動画を育てていくという考え方で視聴回数の底上げを行っています。
企業の悩みは「動画を作ってどうするか」。VSEOの観点からの制作で強い動画に育つことに満足。
木村:導入して良かったと感じる点は何ですか?
小野さん:YouTubeの活用は企業の皆さまが必要だと感じているとは思うのですが、やはり動画を作ってどうするかであったり、コンテンツの継続をどうするべきかなどの課題も同時に多く出てくると思います。VSEO(動画SEO)の観点から、企画~撮影~編集~公開~運用~成長までの過程を考えた動画制作が重要であり、これらによって強い動画に育ちます。そういったところを網羅的に実現できているため、現在はとても満足しています。
木村:逆に、動画屋へ今後期待することや改善してほしいことはありますか?
小野さん:今後は他業種企業さんとのコラボ企画などが実現できると世界が広がるかと思います。ラビットには「ラビカー」がいるので、業界問わず幅広く考えてコラボ企画を実現できると良いと思っています。現状では安定的にきちんとコンテンツを出していくことが重要になると考えています。継続的なコンテンツ配信と、その先に新たなコラボコンテンツができると良いと思います。
新たに立ち上げた「ラビカーストア」への連携やテレビCMの反響をYouTube動画へ取り入れたい。
木村:今後YouTubeチャンネルをどのように活用していきたいと考えていますか?

小野さん:ラビットブランドでは「ラビカーストア」というラビカー関連グッズの販売サイトを立ち上げました。YouTubeチャンネルからのラビカーグッズへ販売という新しい事にチャレンジしていきたいと考えています。
テレビCMではラビカーに対する視聴者からの反応があり、ラビットは車を大切しているということが伝わっている反応を得られています。そういった点をYouTubeへ取り入れた新しいチャレンジもできればと考えています。
動画屋さんは「完成がスタート」という考え方。常に課題解決を一緒に取り組んでくれる良きパートナー。
木村:同じような課題を抱えている企業に対して、動画屋のYouTube運用の導入をおすすめしますか?
小野さん:動画制作においては、面白いやカッコいいに、制作サイドも流れがちです。その結果、動画の完成がゴールとなることが多々あります。動画屋さんとのプロジェクトは、動画の完成がスタートという考え方で、その後この動画をどこまで成長させることが出来るのかといったことができます。目標の視聴回数は設定しますが、そのゴールをいくつも突破していき、その先もさらに成長していくので、何回ゴールするのかわかりません。そんな常に課題解決を一緒に取り組んでくれる良きパートナーです。★★★★★5です。
木村:YouTubeアカウントの運用に関する企業ならではの課題や解決するための考え方をお聞かせ頂きました。本日は貴重なお話を頂き誠にありがとうございました!